たくやのブログ

兄猫が母と妹に語ったことの全記録

内窓・二重サッシの効果と選び方を現役住宅リフォーム屋が教えます!

2018年2月17日加筆

f:id:Takuya_z:20171127173531j:plain

こんにちは^^節約主婦の味方"たく"です。

タイトルにありますように私は家業で住宅リフォーム屋さんをやっています。一言にリフォームと言ってもいろいろありますが、庭にウッドデッキを作るような大規模なものから網戸の張り替えなどの簡単なものまで、住宅に関することなら何でもやっています^^中でも夏と冬に猛烈に依頼が増える工事が"内窓(二重サッシ)"です!

今日は内窓の節約効果や選び方など、後悔しないための基礎知識を皆さんに公開したいと思います。

関連記事>>【施工業者が教える】内窓リフォーム業者の選び方と工事前後のチェックポイント

内窓・二重サッシの効果と選び方を現役住宅リフォーム屋が教えます!

内窓ってなに?

f:id:Takuya_z:20171127174126j:plain

聞いたことはあるという方も多いと思いますが、二重サッシとも呼ばれる既存の窓の室内側にもう1セット取り付ける樹脂製の枠を使った窓のことです。

内窓の4つの効果

お金をかけて取り付けるからには効果がなければ意味がありません。内窓の主な効果は以下の4つです。ただしメーカーや選ぶガラスの種類によって効果は異なります。

  1. 断熱(遮熱)効果
  2. 防音効果(遮音性)
  3. 結露抑止効果
  4. 防犯効果
断熱(遮熱)効果

通常のアルミサッシは熱伝導性が高いため外気の影響を受けやすいです。冬にサッシ付近に手をかざしてみればひんやりした空気が伝わってくるのがよくわかると思います。内窓には特殊な樹脂が使われており外気が室内に伝わりにくくなっています。裏を返せば室内の空気も外に逃げにくいということになります^^

また特殊金属膜をコーティングした"遮熱高断熱複層ガラス"を使うと夏の強い日差しを抑えて窓から入る熱をカットすることもできます。気密性も高くなり冷房や暖房の効き具合が良くなりますので、設定温度をゆるめにできると共に全体の使用量も減らせるので電気代の節約にも効果があります^^

防音効果

「音」は日常生活の中でも非常に重要です。線路の近くに住んでいるので電車の通過音が気になる、家の前の道の交通量が多く車の走行音が気になる、お子様のピアノの練習や趣味のギターを気にすることなくやりたいなどなど。挙げればキリがありません。

そもそも「音」はどこから入ってくる(出ていく)のか。よく壁や窓ガラスが薄いからという方がいらっしゃいますが、一番の原因は"サッシの隙間"です。(壁や窓ガラスが分厚くても意味がないというわけではありません。)

実は軽量アルミで作られている一般的な住宅のサッシには、レールの隙間や枠の隙間が結構あるのです。車輪で動かすものなので仕方のないことではありますが、いくら壁や窓ガラスを厚くしたところで、その隙間を埋めなければ防音効果はあまり期待できません内窓を付けると気密性が上がり音漏れの原因となる隙間を減らすだけでなく、サッシが二重になることによってその間に空気層ができます。空気層で音が反復し合って外へ漏れる(出ていく)音を小さくしてくれます。

先日のお客様はマンションの通路側の部屋に内窓を2セット取り付けました。既存の窓を含めて三重サッシです。やはり部屋でピアノを弾かれるとのことでしたが、全ての窓を閉めると部屋の前で立ち止まって耳を澄ませないないと聞こえないレベルの防音効果がありました。

結露対策

これからの季節、朝起きるとまずはビショビショになったサッシを拭くところから一日が始まる、という主婦の方も多いのではないでしょうか。クロスはカビるしカーテンは汚れるし、主婦の天敵ですよね・・・。そういった主婦の方の不満を聞くのも私の仕事です^^結露が発生する原因は「室外と室内の温度差」と「湿度(湿気)」です。

対策を「結露のメカニズム」から説明すると理科、化学の話になって小難しくなるので平べった~く言います^^"室内の温度と室外の温度が直接触れ合わないようにする!"つまり気密性を上げて熱伝導性を下げるということです。断熱効果のところでもお話しましたが、内窓の枠は特殊な樹脂でできており通常のアルミサッシに比べて熱伝導が低いです。ガラスの種類によっても効果は変わりますし、全くなくなるとは言えませんが、少なくとも結露は減ります!

防犯効果

窓が二重になるだけでも空き巣を抑止する効果はあると思いますが、メーカーによっては特殊なフィルムを使って窓を貫通しにくくしていたり、標準で防犯ガラスを使っているメーカーもあります。

内窓(二重サッシ)の種類とメーカー

f:id:Takuya_z:20171127174758j:plain

いざ内窓リフォームをやってみたいと思った時にどこのメーカーを選べば良いのかわからないと思います。メーカーによって商品名も違いますので、いくつかのメーカーと特徴を簡単に紹介します。

YKK AP "プラマードU"

テレビCMで見たことある方も多いと思います。アルミの1000倍熱を伝えにくい特殊な樹脂を使っていて気密性・断熱性に優れています。またガラスの間に特殊なフィルムを挟み込んでいて防犯効果も高いです。

かんたん マドリモ 内窓 プラマードU | YKK AP株式会社

大信工業 "内窓プラスト(プラスト)"

プラスト独自の高気密な樹脂と断熱効果を追求した構造で高い気密性を実現。断熱効果と防音効果に定評があります。ただこの中では価格も高い方なので、効果が高いなら価格は気にしない!という方にはおすすめです。

内窓プラスト|大信工業株式会社

トステム(LIXIL) "インプラス"

他メーカーと比べると製品にこれといった特徴はありませんが、価格の安さと"トステム"というネームバリューが魅力です。トステムが運営しているホームセンター"ビバホーム"で気軽に相談できる点もおすすめです。

LIXIL | 窓まわり | インプラスウッド/インプラス

旭硝子 "窓窓(まどまど)"

唯一のアルミと樹脂の複合サッシを採用。ガラスメーカーということもあり、高性能な様々なガラスと組み合わせることができるのが魅力です。

まどまど® std|まどまど® シリーズ|旭硝子のGlass Plaza

三協アルミ "プラメイク"

全てに防犯ガラスを採用しているので防犯効果は◎。LIXILのインプラス同様、価格がお手頃。ただし遮音ガラスを選べないので防音効果を重視する場合はあまりおすすめしません。

【三協アルミ】リフォーム商品/後付樹脂内窓 プラメイクEⅡ

窓の種類

f:id:Takuya_z:20171127233554j:plain
(LIXIL公式サイトより)

家の窓はリビングや和室、浴室や廊下、階段などいろいろな場所にあります。そして開口部や形状も様々です。各メーカーが色々なバリエーションの内窓を作っていますが、ここではLIXILの内窓のバリエーションをご紹介します。

  • 引違い窓・・・一般的なタイプ。3枚建てや4枚建てもあります。
  • FIX窓・・・開け閉めができないタイプ
  • 開き窓・・・室内側に開くタイプ
  • テラス窓
  • 浴室用引違い窓

ガラスの種類

f:id:Takuya_z:20171127170313j:plain
(LIXIL公式サイトより)

単板ガラス(シングルガラス)

昔からある一枚板のガラス。ガラスといえば基本的にはこれを思い浮かべる方が多いと思います。一枚ガラスなので安価ですが断熱性が低く、特に結露を気にされて取り付ける方には効果は薄いかもしれません。

複層ガラス(ペアガラス)

最近では一般的になりつつあり、マンションなどでは元々複層ガラス(ペアガラス)が付いているところも多いです。複層ガラスは2枚のガラスが1枚に組み合わされており、そのガラスとガラスの間に空気層があるガラスです。さて、いま私は何回「ガラス」と言ったでしょう(笑)。冗談はさておき、複層ガラスは単板ガラスと比べて約2倍の断熱性があるので結露もしにくくなっています。もちろん2枚のガラスが1枚に組み合わされているので重量があり、窓の開け閉めが多少重たくなるというデメリットはあります。

断熱複層ガラス(Low-E)

通常の複層ガラスとの違いは室内側のガラスに特殊な金属膜が形成されているというところです。単板ガラスと比べて3倍以上の断熱性があり結露も非常にしにくいです。主に寒冷地向けです。

遮熱複層ガラス(Low-E)

断熱複層ガラスと同じく室内側のガラスに特殊な金属膜が形成されています。単板ガラスと比べて3倍以上の断熱性があるうえにこちらは遮熱性も2倍以上あります。もちろん結露もしにくいです。遮熱性が高いということは夏の日差しで暑くなりにくいので、寒冷地以外にお住いの方はこちらのガラスにしておけば夏も快適に過ごせます

ガラスのバリエーション

主なガラスの種類は上記の4つですが、種類とは別にバリエーションも選ぶことができます^^ここでもLIXILの内窓を例にどんなバリエーションがあるのかご紹介します。

  • 防犯合わせガラス・・・ガラスの間に丈夫なフィルムを挟んでいます。
  • すりガラス・・・浴室や脱衣所、トイレに適しています。
  • 和紙調ガラス・・・和室の窓も違和感なく二重サッシにできます。

ガラスの厚みも種類によって3mm~6mmまで選ぶことができます。
6mmは単板ガラス(シングルガラス)のみ。
※和紙調ガラスは3mmか5mmのどちらか。

工事時間はどのくらい?

付帯工事もなく特殊な状況を除けば1ヵ所につき30分くらいです。工事の日でも1日中家にいる必要もないのでお忙しい方でも大丈夫。

付帯工事が必要な場合がある

窓枠の奥行はどのくらいあるか

窓枠の奥行(見込み)が70mm以下の場合は"ふかし枠"が必要になります。奥行(見込み)とは下記画像の部分です。

f:id:Takuya_z:20171127233619j:plain
厳密にいうとメーカーによって68mmだったり73mmだったりと微妙に違いがあります。この寸法より奥行が狭いと内窓の枠が手前にはみ出してしまいます。枠にはゴムパッキンがついていますので接地していないと効果も薄れてしまう可能性があります。その場合には室内側にふかして枠を取り付けて、しっかりと接地した状態にします。ふかし枠もメーカーによって微妙に異なりますが20mm、40mm、50mm、70mmなどがあります。70mmのふかし枠となると室内側に70mm入ったところに枠がくるので多少の圧迫感は感じるかもしれません。

カーテンレールの位置

内窓を取り付ける位置によってはカーテンレールが邪魔になる場合があります。その場合は一度カーテンレールをはずして内窓を取り付けた後に移設する必要があります。
※基本的には上記の2点が主な付帯工事となりますが、ごく稀に本格的な造作工事を必要とする場合もあります。

ふかし枠の施行例

f:id:Takuya_z:20180112182041j:plain
f:id:Takuya_z:20180112182051j:plain

こちらの窓枠は奥行が50mmないうえに転落防止柵が付いているのでこのままでは下枠の取り付けができません。このような場合に付帯工事としてふかし枠の取り付けが必要になります。

ふかし枠とは
f:id:Takuya_z:20180112183105j:plain
f:id:Takuya_z:20180112183109j:plain

枠自体はL型でアルミ製です。画像右は樹脂製のカバーです。幅によっては枠の下に補強材を入れる必要があります。

取り付け手順
f:id:Takuya_z:20180112184222j:plain
f:id:Takuya_z:20180112184226j:plain

アルミ製の枠をビス留めします。ビスは窓枠の木の部分に打つので壁に穴があくわけではありません。

f:id:Takuya_z:20180112184434j:plain
f:id:Takuya_z:20180112184448j:plain
f:id:Takuya_z:20180112185052j:plain
f:id:Takuya_z:20180112185057j:plain

枠を四方に留めたらカバーを取り付けます。カバーはビスを使わずにパチッとハマるようになっています。角には"コーナーピース"という部品を取り付けるので、アルミの枠が見えることはありません。

f:id:Takuya_z:20180112184853j:plain

ふかし枠を取り付けたので奥行を70mm以上確保することができました。あとは通常通りにサッシの枠を取り付けたら完成です。

f:id:Takuya_z:20180112185328j:plain
f:id:Takuya_z:20180112185341j:plain
f:id:Takuya_z:20180112185358j:plain
f:id:Takuya_z:20180112185407j:plain

追加で枠を取り付けたのがわからないくらい違和感なくスッキリ仕上がります。ふかし枠の工事費はメーカーや工事業者によって異なると思いますので、事前にしっかり確認しましょう。

自分でできますか?

内窓は通販で購入することもできます。早くどうにかしたいし、忙しくて時間に余裕もないから自分でやっちゃおう!という方もいらっしゃいます。しかし、ハッキリと申し上げますがやめた方が良いです。

今までの説明で"気密性"が大事なことはご理解頂けたと思いますが、この気密性の保持には1mm単位の採寸と取り付けたあとの調整が重要になります。内窓本来の効果を発揮できなればせっかくお金をかけても意味がないという悲しい結果になりかねません。ご自身が内窓取り付け業者でない限りは専門の方にお願いしてください。

施工例 ビフォーアフター

施行例の一部をご紹介します。左がビフォーで右がアフターです。こんな感じになるんだ!とイメージを持ってもらえたら嬉しいです^^

引違い窓
f:id:Takuya_z:20171127234621j:plain
f:id:Takuya_z:20171127234627j:plain
f:id:Takuya_z:20171127234726j:plain
f:id:Takuya_z:20171127234730j:plain

出窓などに付けると既存の窓との空間を広く取れるため防音や断熱効果も高くなります。

和紙調ガラス
f:id:Takuya_z:20171127234824j:plain
f:id:Takuya_z:20171127234828j:plain

和紙調ガラスの4枚建てです。写真で見ると本物の障子に見えると思いますがガラスです。今までに付けられたお客様も皆さん違和感がないと喜ばれていました^^

浴室用引違い窓
f:id:Takuya_z:20171127234926j:plain
f:id:Takuya_z:20171127234930j:plain

浴室は居室の窓枠とは違った特殊な枠を使います。浴室内の暖気が逃げにくいので浴室暖房の効き目も高くなります。冬場の入浴の際に違いを感じられると思います。

製品と業者選びの前に

どの内窓にしよう…業者はどこに頼もう…。ちょっと待ってください。その前にやることがあります!お得ブログとしてはこれを紹介しないわけにはいきません。

ここでも出川哲郎さんのCMでもおなじみのポイントサイト、"ハピタス"を利用します。インターネットで複数の業者に見積りを依頼できるだけでなく、1P=1円として使えるポイントバックがあります。今なら見積りするだけで3000ポイント(3000円相当)獲得できるお得な広告が出ています^^

関連リンク>>ハピタス公式サイト

ポイントサイトについては別記事に詳しくまとめていますので、知らなかったという方は是非この機会に活用してください。お得には必須です^^

まとめ

初期投資にお金はかかりますが快適に過ごせる空間を確保して、さらに省エネ効果で電気代も節約できます^^あるメーカーが行なったシミュレーションでは、居室の窓9ヵ所を二重サッシにしたところ、年間で16,000円も電気代の節約になるという結果が出たそうです。とても効果の高い節約術です^^

内窓リフォームを行う際には、「何を重視するか」によって選び方が大きく変わってきます。できるだけ安くつけたい、寒さ対策をしたい、暑さ対策をしたい、結露対策をしたい、防音対策をしたい、防犯対策をしたい。求めるものは人それぞれです。メーカーごとに特色も様々なので予算とのバランスになるでしょう。最近は展示場があるホームセンターも増えたので、まずはお店の方に要望を伝えて相談してみましょう^^

ざっと説明するつもりが大変長くなってしまいました。少しでもこの記事が皆様のお役に立てれば嬉しく思います^^不明な点があればコメント欄にてご質問もお受けいたします。

あわせて読みたい