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【施工業者が教える】内窓リフォーム業者の選び方と工事前後のチェックポイント

2018年5月12日修正

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内窓(二重サッシ)は断熱効果で電気代が超お得だよ!防音効果は想像以上で部屋がめっちゃ静かになるよ!冬に結露が全然ないよ!時期や地域によっては住宅エコポイントをもらえるから今がチャンスだよ!

とは言うものの、実際にリフォームする際にどこに聞けば良いのかわからないという方も多いでしょう。リフォーム業者は山ほどあるし、施工費用も業者によって変わります。どのメーカーの内窓を付けるのかと同じくらい業者選びも重要です。ここでは初めて内窓リフォームを行う際の、施工までの流れや業者選びのポイント、施工後のチェックポイントなどを業者ならではの目線で解説します^^

関連記事>>内窓・二重サッシの効果と選び方を現役住宅リフォーム屋が教えます!

【施工業者が教える】内窓リフォーム業者の選び方と工事前後のチェックポイント

施工までの流れ

  1. 相談
  2. 現地調査(採寸)
  3. 見積もり(枠の色やガラスの種類を決める)
  4. ご契約
  5. 工場にて制作
  6. 工事

依頼する業者によって若干異なるかもしれませんが、基本的な流れは同じです。最初の相談から工事完了までは早ければ2~3週間程度。設置する窓のサイズにより、内窓(二重サッシ)と枠は1mm単位で受注生産となります。

業者によってはすぐに現地調査に来られなかったり、見積もりが出るまで時間が掛かることもあるので、大体1ヶ月みておけば良いでしょう。真夏や真冬に向けて内窓が欲しい場合には逆算して現地調査と見積もり依頼を行います。

リフォーム業者の選び方

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施工までの流れの次は業者の探し方です。探し方は大きく分けて以下の3つです。

  1. 街の工務店やリフォーム屋さんに問い合わせる
  2. ホームセンターで聞く
  3. インターネットを利用する^^
1.街の工務店やリフォーム屋さんに問い合わせる

電話帳で調べたり、近所にある工務店などに直接行って聞いてみる方法です。一昔前はこの方法が一般的でした。会社名と一緒に"LIXIL"や"YKKap"と書かれている看板を見たことがあると思います。看板のある工務店などでは内窓も取り扱っています。

2.ホームセンターで聞く

お近くのホームセンターでもリフォームの相談ができます。ショールームが併設されている店舗もあり、実際に商品に触れられるメリットもあります。例えばトステム(LIXIL)が運営しているホームセンター"ビバホーム"では、直営だけあって"インプラス"という内窓が値引きされていたりします。またカインズホームではYKKapの内窓を取り扱っているので、すでにメーカーが決まっている場合にはホームセンターで相談するのもおすすめです。

3.インターネットを利用する

今は自宅にいながらインターネットで簡単に見積もり依頼ができます。メリットとしては、1回の問い合わせで複数の業者を紹介してくれるので、ご自身で1件1件回る手間が省けます。

業者選びのコツを3つのポイントで解説

高いお金を出してリフォームするからには親切丁寧で気持ち良く工事をしてくれる業者を選びたいものです。私も常々お客様とのコミュニケーションを心掛け、できる限り満足してもらえるように疑問や不安な点を聞くようにしています。

現地調査の際に業者がどこを確認しているのか、またこんな業者は気をつけた方が良い、という部分を解説します。

①採寸の仕方

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採寸は内窓リフォームで最も重要です。内窓が小さくて隙間ができてしまうとせっかくの効果も半減してしまいます採寸の際に画像のように6ヵ所(サイズによっては4ヵ所)の寸法を測っている業者はしっかりマニュアルに沿った丁寧な業者と言えます。

そんなに測るの?!と思うかもしれませんが、住宅の窓は大きさにもよりますが多少なりとも歪んでいるケースが多いからです。これだけ聞くと欠陥住宅?!と思ってしまうかもしれませんが、経年変化や地震など仕方のない部分もあります。内窓リフォームの採寸では、両端と真ん中の寸法を測り平均値を出してオーダーすることもあります。

②細部の確認

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採寸の仕方に近いことではありますが、現地調査の際に細かい部分までしっかり確認しているかも重要です。既存の窓のクレセント(鍵)の長さや、窓枠がちゃんと直角になっているかの確認、他にもカーテンレールの位置までチェックしていれば知識のある慣れた業者だと思います^^

③オプション工事(追加工事)の説明

既存の窓枠にそのまま内窓を設置できない場合、追加のオプション工事が必要になります。1番多いのが"ふかし枠の取り付け"とそれに伴う"カーテンレールの移設"です。これは現地調査の段階で必要かどうかがわかるので、その場で説明がなく見積もり書で追加工事として記載するような業者はあまり親切とは言えないでしょう。

現地調査の際に聞いておきたいポイント

①追加工事の必要性

追加工事が必要であれば工事費も変わります。業者から説明があると思いますが、特に何もなかった場合には「ふかし枠は必要ありませんか?」「カーテンレールの位置はそのままで問題ないですか?」と念のため確認しておきましょう。

②既存の窓枠の歪みについて

業者選びのポイント①で、"大きさにもよりますが住宅の窓は多少なりとも歪んでいるケースが多い"と書きました。数mm程度の歪みなら設置後の窓の調整で解決できますが、ごく稀に数cm歪んでいるケースがあります。歪みが大きいと枠を取り付ける前にスペーサーを入れて調整しなければいけないので、ふかし枠とは違う追加工事が必要になります

③ご自身の目的をしっかり伝える

内窓の主な効果は断熱(遮熱)・防音(遮音性)・結露抑止・防犯などがあります。どこに重点をおくかによって選ぶガラスの種類や厚みが変わります。後悔しないためにもできるだけ詳しく目的を伝えて要望にあった商品を提案してもらいましょう。

工事完了後に確認すべきポイント

内窓の設置が終わると営業さんや職人さんの立会いの元、製品や施工に問題がないか確認をします。確認と言ってもほとんどの方は、どこを気をつけて見たら良いのかわからないはずです。工事完了のサインをする前に確認しておいた方が良いポイントを解説します。

①窓の傾き

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内窓を数cmだけ開けた状態で上と下で開き具合が同じかを確認しましょう。これは窓を納めた後に業者が確認して調整する部分ですが、手抜きの業者に当たってしまった場合に窓が傾いたままになってしまいます。この傾きは内窓の効果に影響するのでご自身でも確認するようにしましょう。

②クレセント(鍵)の確認

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内窓の鍵のかかり具合も何回か試して確認してください。かける時に固すぎないか、うまくかからない時がないかどうかなどご自身で実際にやってみた方が良いです。ただし、内窓の鍵は通常の窓より少しきつめ(かため)がおすすめです。

鍵をかけた状態で窓が左右に動かないことも重要なチェックポイントです。動いてしまう時には再度調整をお願いしましょう。

③カーテンレールの位置

これは追加工事でふかし枠を行った際の確認ポイントです。カーテンレールの移設がしっかりされていればカーテンが枠に触れることはありません。

工事前に行うこと

これは私が今までに工事をやらせてもらった際に、お客様がやっておいてくれて非常に助かったことです^^

  • 設置個所周りの物の移動
  • カーテンの取り外し
  • サッと掃除

内窓リフォームはほとんどの場合、お客様が生活している環境にお邪魔して行います。業者も細心の注意を払って作業をしますが、設置個所の周りに物が置いてあると誤って破損する恐れもあります。ベットなどの重たいもの以外は事前に移動させておいてもらえるとスムーズに工事を行うことができます^^

またカーテンも場合によっては作業の妨げになります。工事当日にカーテンがはずされているとそのお心遣いに感謝の気持ちでいっぱいになります。業者に気持ち良く作業をしてもらえば必ずメリットになりますので、できる範囲で協力して気持ちよく作業してもらいましょう^^

チェックポイントの総まとめ

リフォーム業者の選び方

⇒インターネットで見積りがおすすめ 

  • 1回の問い合わせで複数の業者を紹介してくれる
  • 自宅で空いた時間に簡単にできて、1件1件回る手間が省ける

ホームセンターやメーカーのショールームで相談

  • ショールームが併設されている店舗もあるので実物が見られる
  • メーカー直営店や提携店だと商品のセールなどを実施している場合もある

例:トステム(LIXIL) "インプラス" ビバホーム

  YKK AP "プラマードU" ⇒ コーナンカインズホーム
※店名をクリックすると各ホームセンターの店舗検索ページに飛びます

現地調査の際に注目したい部分
  • 6か所(窓により4か所)キチンと採寸しているか
  • 既存の窓のクレセント(鍵)の長さを計っているか
  • 既存の窓枠が直角になっているかを確認しているか
  • カーテンレールの位置をチェックしているか
  • オプション工事の説明はあったか
    例:"ふかし枠の取り付け"とそれに伴う"カーテンレールの移設"
現地調査の際に業者に確認すること
  • 追加工事の有無 (ふかし枠、カーテンレールの移設)
  • 既存の窓枠の歪み(ふかし枠とは別の追加工事の可能性)
工事前に行うこと
  • 物の移動とカーテンの取り外し
工事完了後にチェックする部分
  • 内窓を数cmだけ開けた状態で上下の開き具合を確認
  • 鍵のかかり具合を何回か試して確認
  • 鍵をかけた状態で窓が左右に動かないことを確認
  • カーテンレールの位置と干渉を確認

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