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【2019年最新】次世代住宅ポイント制度とは!対象期間やポイントの上限、おすすめのリフォームを解説!

こんにちは^^リフォーマーたくです。

2019年6月3日より"次世代住宅ポイント"の発行申請が始まりました。名称は違いますが、今回で4度目の実施となるのでご存じの方も多いと思います。ただ今までと異なる点や注意点もあります。現役リフォーマーである私が、対象期間やポイントの上限、活用方法、おすすめの対象リフォームまでわかりやすく解説いたします^^

※ポイントは、「新築」と「リフォーム」で貰えますが、ここでは「リフォーム」に絞って解説しています。

【2019年最新】次世代住宅ポイント制度とは!対象期間やポイントの上限、おすすめのリフォームを解説!

「次世代住宅ポイント制度」ってなに!?

まずは「次世代住宅ポイント制度」とは何か。国土交通省の公式サイトでは以下のように書かれています。

次世代住宅ポイント制度は、2019年10月の消費税率引上げに備え、良質な住宅ストックの形成に資する住宅投資の喚起を通じて、消費者の需要を喚起し、消費税率引上げ前後の需要変動の平準化を図ることを目的とし、税率10%で一定の性能を有する住宅の新築やリフォームに対して、様々な商品と交換できるポイントを発行する制度です。

引用元 国土交通省

具体的に言うと、省エネ性に配慮した"断熱改修工事"や安全性に配慮した"耐震工事"、また高齢者に配慮した"バリアフリー・手すり工事"などをやると、色んな商品と交換できるポイントを差し上げますというものです^^

全体の流れについて

【2019年最新】次世代住宅ポイント制度とは!対象期間やポイントの上限、おすすめのリフォームを解説!

  1. 注文住宅の「新築」か「リフォーム」
  2. 工事完了(引き渡し)後、事務局にポイント発行申請
    ※工事施工者(業者)が代理で行うこと(代理申請)も可能です。
  3. 事務局からポイントが発行される
  4. 交換商品を選んで申込む
  5. 事務局が商品事業者に依頼
  6. 商品事業者から商品が届く

前回もそうでしたが、1番面倒なのが「ポイントの発行申請」です。ただ施工業者によっては発行申請までやってくれる場合もあると思うので、事前に確認してみてください。

次世代住宅ポイントの対象期間はいつからいつまで!?

    対象期間
(消費税率10%)
対象期間
(消費税率8%)
リフォーム 工事請負契約 2019年4月1日以降 2018年12月21日~
2019年3月31日
建築着工 *1 工事請負契約~
2020年3月31日
2019年10月1日~
2020年3月31日
引き渡し *2 2019年10月1日以降 2019年10月1日以降

※1 契約対象となる全体の着手
※2 工事完了し、発注者へ引渡された日

上記の表は国土交通省の公式サイトに掲載されているものと同じですが、正直これだけ見てもいまいちわかりづらいです・・・。以下の3つを覚えておけばポイントを貰い損ねることはないです^^

  1. 原則は、2019年4月1日以降に契約した工事。
  2. 着工は、契約日(2019年4月1日以降)~2020年3月31日までに!
  3. 引き渡し日(工事完了)は、2019年10月1日以降にする!
☑短期間で終わるリフォーム工事は注意が必要!
リフォームでは、1日で工事が完了し引き渡しとなる工事が多々あります。契約日と着工が対象期間に該当していても、"引き渡し日"が2019年10月1日以前になってしまうとポイント対象外の工事となってしまいます。
税率8%の場合でも対象になるケースがある!

これはかなり特殊なケースなので、当てはまる方はあまりいないと思います。

  • 契約日が2018年12月21日~2019年3月31日の間。
  • 着工を2019年10月1日~2020年3月31日にする。
  • 引き渡し日(工事完了)は、2019年10月1日以降にする!

つまり、すでに契約済みだが着工はしておらず、更に着工と引き渡し日を2019年10月1日~2020年3月31日の間にした場合です。

貰えるポイントの上限はある!?「若者・子育て世帯」はお得に!

対象のリフォームをやったらやった分ポイントが貰えるわけではありません。1戸あたりの上限は原則30万ポイントまでです。ただし上限が引き上げられるケースもあるので、ご自身がどれに該当するか確認しておきましょう^^

原則 若者世帯(*1) ・子育て世帯(*2) その他の世帯
30万ポイント リフォームのみ 既存住宅を購入し
リフォームする場合
安心R住宅を購入し
リフォームする場合
45万ポイント 60万ポイント 45万ポイント
「若者世帯」・「子育て世帯」とは
  • 若者世帯⇒2018年12月21日時点で、40歳未満の世帯
  • 子育て世帯⇒2018年12月21日時点で、18歳未満の子を有する世帯
    (または、申請時点で18歳未満の子を有する世帯)

ポイントの利用方法は?交換できる商品はどんなもの?

貰ったポイントを何に交換できるのかが気になるところです^^今回のポイント制度では、交換対象商品が6ジャンルに分かれています。

※今回の制度では、商品券やギフト券への交換はできません。

  1. 省エネ・環境配慮に優れた商品
  2. 防災関連商品
  3. 健康関連商品
  4. 家事負担軽減関連商品
  5. 子育て関連商品
  6. 「地域の振興」に資する商品

リフォームを検討されている方は、先にどんな商品があるのかチェックしてみてください^^

次世代住宅ポイント事務局公式サイト⇒交換商品を探す

☑ポイントの交換申込期間について
ポイントの交換申込期間は、2019年10月1日~2020年6月30日(予定)までとなっています。貰ったポイントを交換し忘れないように注意してください。

対象リフォームと貰えるポイントは?

次世代住宅ポイント制度の対象になっているリフォームは9種類です。各リフォーム・設備の設置に設定されている合計ポイントが貰えます^^

☑ポイント発行申請についての注意点!
対象のリフォームや設備の設置をおこなったらポイント発行申請をするわけですが、ポイント発行申請は1申請あたり20,000ポイント以上でなければ申請ができません。
①開口部の断熱改修

既存窓の室内側に樹脂内窓を設置する「二重窓」工事や、古いサッシを枠ごと取外し、新しい断熱窓を取付ける工事、古いドアや引戸を新しいドア・引戸に交換する工事など。

  • 内窓⇒13,000~20,000ポイント (小・中・大) x 箇所数
  • 外窓⇒13,000~20,000ポイント (小・中・大) x 箇所数
  • ガラス交換⇒2,000~7,000ポイント (小・中・大) x 箇所数
  • ドア交換⇒24,000ポイント(小)・28,000ポイント(大) x 箇所数
②外壁・屋根・天井・床の断熱改修

最低使用量以上の断熱材を使用する改修工事。

  • 外壁⇒100,000/1戸 (部分断熱の場合⇒50,000)
  • 屋根・天井⇒32,000/1戸 (部分断熱の場合⇒16,000)
  • 床⇒60,000/1戸 (部分断熱の場合⇒30,000)
③エコ住宅設備の設置

トイレや浴槽、水栓などの住宅設備の設置工事。

  • 節水型トイレ⇒16,000ポイント/1戸
    (⑥の"掃除しやすいトイレ"との重複は不可)
  • 高断熱浴槽⇒24,000ポイント/1戸
  • 節湯水栓⇒4,000ポイント/1戸
  • 高効率給湯機⇒24,000ポイント/1戸
  • 太陽熱利用システム(太陽光とは異なります)⇒24,000ポイント/1戸
④バリアフリー改修

手すりや段差解消など、高齢者や障害者の方に配慮したリフォーム工事。

  • 手すりの設置⇒5,000ポイント/1戸
  • 段差解消⇒6,000ポイント/1戸
  • 廊下幅などの拡張⇒28,000ポイント/1戸
    (車いすで容易に移動するために通路幅・出入口幅を拡張)
  • ホームエレベーターの新設⇒150,000ポイント/1戸
  • 衝撃緩和畳の設置⇒17,000ポイント/1戸
    (新設または入替えにより、4.5畳以上を設置する工事)
⑤耐震改修

対象となる耐震改修工事⇒150,000 x 1戸

⑥家事負担を軽減する設備の設置

食洗器や浴室乾燥機などの住宅設備の設置工事。

  • ビルトイン食洗器⇒18,000ポイント/1戸
  • 掃除しやすいレンジフード⇒9,000ポイント/1戸
  • ビルトイン自動調理対応コンロ⇒12,000ポイント/1戸
  • 浴室乾燥機⇒18,000ポイント/1戸
  • 掃除しやすいトイレ⇒18,000ポイント/1戸
    (③の"節水型トイレ"との重複は不可)
  • 宅配ボックス⇒10,000ポイント/1戸
⑦リフォーム瑕疵保険への加入

国土交通大臣が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が取扱うリフォーム瑕疵保険、または大規模修繕瑕疵保険への加入。

7,000ポイント/契約

⑧インスペクションの実施

2018年12月21日以降に、既存住宅状況調査技術者講習を修了した建築士が基準に従って行う建物状況調査であること /ポイント発行申請者が費用負担していること / 共同住宅の場合は住戸型のインスペクションであること

7,000ポイント/1戸

⑨若者・子育て世帯が既存住宅を購入して行う一定規模以上のリフォーム
  • 若者・子育て世帯が自ら居住することを目的に購入した既存住宅であること
  • 売買契約締結後3ヶ月以内にリフォーム工事の請負契約を締結すること
  • 税込100万円以上のリフォーム工事を行うこと
    ※リフォーム工事の内容は1~6に該当しないものも含みます

100,000ポイント/1戸

次世代住宅ポイント制度対象のおすすめリフォーム!

【2019年最新】次世代住宅ポイント制度とは!対象期間やポイントの上限、おすすめのリフォームを解説!
【2019年最新】次世代住宅ポイント制度とは!対象期間やポイントの上限、おすすめのリフォームを解説!

次世代住宅ポイント制度の対象になっている9種類のリフォームの中でおすすめはどれか。現役リフォーマーの私がおすすめするのは、ズバリ「内窓(二重窓)」です!

その主な理由は以下の4つ!

  • 断熱(遮熱)・防音(遮音)・結露防止・防犯と4つの効果がある!
  • 特に断熱(遮熱)による省エネ効果は抜群!
  • 工事時間が短い!ほとんどの場合、半日~1日で終わる!
  • 他の対象工事と違って、1箇所ごとにポイントが貰える!

内窓(二重窓)については別記事にて詳しく解説しているので、興味がある方は関連記事をご覧ください^^

関連記事>>内窓・二重サッシの効果と選び方を現役住宅リフォーム屋が教えます!

ポイントの申請方法は?

原則としては、工事完了後に行いますが、1,000万円以上のリフォーム工事は工事完了前であっても必要な書類が整い次第申請ができます。これを「工事完了前申請」と言います。

申請方法は、大きく「工事完了前」と「工事完了後」に分かれ、その中で更に「若者・子育て世帯」と「それ以外の世帯」で申請タイプが分かれます。必要書類も変わるので、リフォームを検討されている方は事前に確認しておくと良いでしょう^^

次世代住宅ポイント事務局公式サイト⇒申請方法

☑ポイント申請期限について
予算に達し次第終了のようですが、遅くとも2020年3月31日に終了するので注意してください。

「2019年 次世代住宅ポイント制度」のまとめ

リフォームを検討されていた方は、快適な住居になり省エネで光熱費の節約になるうえに、ポイントが貰えて商品と交換できるというまたとない機会ではないでしょうか^^最後に重要な注意点をおさらいしておきます。

  • 対象期間に注意する!特にこれから契約される方は、「引き渡し日」が重要!
    ⇒「引き渡し日」が2019年10月1日以前になると対象外
  • 貰えるポイントの上限は原則30万ポイントまで!
    ⇒「若者世帯」・「子育て世帯」の場合、上限の引き上げ
  • ポイントは商品券やギフト券には交換できない!
  • ポイント発行申請は1申請あたり20,000ポイントから!
    ⇒例)手すり設置(5,000)+段差解消(6,000)=11,000⇒申請不可
  • おすすめのリフォームは、「内窓(二重窓)」!
  • 申請方法、必要な種類は、申請するタイミングと対象要件などで異なる!

できる限りわかりやすく解説したつもりですが、説明不足な点などがあれば"次世代住宅ポイント事務局"にお問い合わせください。私も電話で問い合わせしましたが、丁寧にわかりやすく教えてくださいました^^

次世代住宅ポイント事務局(国土交通省)

お問い合わせ:0570-001-339(ナビダイヤル) or 042-303-1553(IP電話)

ホームページ:https://www.jisedai-points.jp/